秋場所前半戦の主役、阿武咲。まずは呼び方。過去の成績など。2017/9/18
秋場所の前半戦が終わりました。
主役は、阿武咲でしょう。
阿武咲の紹介をしたいと思います。
阿武咲の読み方
阿武咲、ちょっと読みにくい名前ですよね。
読み方は、「おうのしょう」です。
地元の恩師が、土俵上で花が咲くようにということが四股名の由来だそうです。
「おうの」は阿武松部屋のおうの。
阿武咲 奎也
下の名前は、「ふみや」こちらも難しい。
相撲の取り口
押し相撲で、最近は立ち合いで右腕を伸ばす。
左のおっつけが強烈で、右四つの力士はやりにくいのではないでしょうか?
雪国の青森出身ということもあって、スキーやスノーボードが得意。そのことから、足腰のバネは相当あり、速攻での相撲が目立つ。
バネが強いということは、関節や筋肉の反発を利用していることから、受けに回った場合は、懐が浅い。速攻が失敗して、動きが止まってしもうような相撲では、引き技でやられたりすると考えられます。
昨日の栃ノ心戦では、阿武咲の特徴がでた相撲。
強烈な左からのおっつけで、三役経験のある栃ノ心を土俵際まで一気に持っていきました。土俵際で残られて、結果的に引き技で勝ちましたが、動きを止めずに自分から先手先手と攻めて行けたからこその勝利だったのではないでしょうか。
そのほかいろいろ
仲良し力士
貴景勝と仲良し。
白鵬杯に出場
白鵬杯の第1期の出場メンバー、白鵬杯とは、白鵬が主宰する少年相撲大会。
今年の1月に白鵬の長男が出場しましたが、残念ながら負けてしまいました。
今場所は、白鵬が休場でしたので、白鵬杯からの力士が、白鵬を破るかもしれないというのも、注目でしたが、来場所以降に持ち越しですね。
ただ、白鵬杯からの力士が白鵬を破るというドラマチックな出来事も、現実味を帯びてきました。
今後が本当に楽しみです。
稀勢の里からも目をかけられており、巡業でも一番稽古していると尾車親方からも言われたほど、相撲が大好きなようです。
過去の成績
新入幕が5月で10勝5敗、7月が同じく10勝5敗。
入幕してから二桁勝利が続いています。
新十両が、平成27年の1月場所で、十両で迷いがあるような相撲が多く、2年間は成績も安定していません。
平成28年の5月場所では、5勝10敗で幕下に一度落ちたほででした。
幕下で7勝0敗。
十両に戻ってからは、7勝8敗、11勝4敗、7勝8敗、9勝6敗、9勝6敗で、新入幕となります。
じわじわと地位を上げていった感があります。
十両では、相当悔しい思いをしたでしょうが、今は幕内で堂々としていますし、迷いがなくなって自分の相撲を取れているのではないでしょうか。
7月場所、前頭6枚目の成績
5月場所、前頭14枚目の成績
秋場所の9/18の取り組み
今日は千代大龍との対戦。
調子がいい千代大龍との対戦で、同じ押し相撲同士。
ここで負けるようでは、後半戦の優勝争いに残っていけません。
ただ、千代大龍とは過去2戦して2敗と勝ったことがありません。
5月と7月に負けた相手、今場所はリベンジしてもらいたいです。