ヒマジン限定ブレヒロダイアリー

ブレヒロのプレイ日記 Himagine there's no Heaven

アートコンペにまつわる物語 シャベル編 コモン・アンコモン

ヒーローマイニング、ユーザー数の増加、セットの高騰やMCHCの高騰に沸くマイクリ世界。

 

そんな中で、でぐのぶは、シャベルを担いで、ある男の元へ向かっていた。

金箱を手に入れるためだ。

f:id:o8g:20210823171940p:plain

こんなジャングルに本当に金箱があるのか?

シャベルを担いで、広大な密林を目の前にしたでぐのぶ。

 

「よし、あいつが見つけられて、俺に見つけられないわけがないっ」

 

でぐのぶはそう気合いを入れて、鬱蒼とした木々をかけ分けて行ったのだった。

 

 

「おい、でぐのぶ、そんなクソだせぇシャベルを持ってどうした」

オヤジボーンが、でぐのぶを見つけた。

 

「いや、オヤジも同じシャベルだし!」

 

「シンプルイズベストだからなぁ。はっは〜」

 

二人は久しぶりに再会した。情報交換を一通り終えて本題に入った。

「で、何しに来た。まあ、察しはつくが」

 

でぐのぶは、噂話でオヤジボーンが最近マイクリジャングルにばかり通ってると聞いた。

これは何かあると、情報収集しているうちに、金箱に関することと判明した。

 

「で、シャベルを担いできたわけなんだ」

 

オヤジボーンは、険しい顔になる。しばし沈黙が流れる。

「ふむ、いいだろう。お前には世話になったよしみだ」

 

オヤジボーンの説明によると、必ず金箱を掘り当てる伝説のエクステが、このジャングルの先住民に語り継がれているとのことだった。

 

「そんなの無敵じゃないか」

 

「し〜、声がでかい! 誰かに知れ渡ったらどうする。しかも金持ちどもに。こんなジャングルあっと言う間に焼かれちまうぞ。気をつけろ。いいもの見せてやる。ついて来な」

 

ジャングルの奥へと進むと、洞窟があった。

オヤジボーンのアジトだ。

 

アジトの中には、誰もいない。たくさんの斧や鋸といった道具が乱雑に置かれている。

100人ぐらいは収容できる広さだった。

 

「ずいぶん、大掛かりだね」

 

オヤジボーンの本気度が、うかがい知れた。

 

洞窟の一番奥には銀のチェストがあり、その中からオヤジボーンがエクステを取り出した。

f:id:o8g:20210823174414p:plain

 

森のシャベルだ。

オヤジボーンが原住民を捕え、拷問の末に長老から奪い取ることに成功したらしい。

詳細を聞くのはやめておこう…

 

「この森のシャベルさえあれば、金箱がザクザクよ〜」

 

オヤジボーンは、テーブルへ乱暴に地図を広げる。興奮気味だ。

「この辺一帯には、緑硬土がたくさんあってな。なぜかこの森のシャベルじゃないと掘れねえ。で、その緑硬土を掘った先には何があると思う」

「何があるの?」

「わからねえ。原住民がいなくなったからなぁ〜」

 

洞窟内は静まり返った。

 

続く

 

2話目はこちら

アートコンペにまつわる物語 シャベル編 レア - やろうぜ!マイクリ